8月19日〜23日まで自民党青年局の台湾研修を実施しました。今回は全国都道府県連青年局から約100名近いメンバーとともに訪台し、日台の友好関係を深めて参りました。
1972年日中国交正常化に伴って台湾と断交させられた際に、当時の佐藤榮作総理、海部青年局長、小渕恵三青年部長が、自民党青年局と蒋経国主任率いる中国青年反共救国団との交流協定を締結し、事実上の外交の窓口として以来、自民党青年局が、総理や外務大臣が訪問できない台湾を定期的に訪問し、救国団を通じて台湾外交を展開しています。
日台関係は、両国にとって重要です。
日本にとっては、台湾海峡の安定は死活問題であり、地政学的にも重要です。台湾にとっては、自由と民主主義、人権・法の支配という基本的理念を共有するパートナーでもあり、国際的な活動空間を維持するためにも大切です。
特に今回は、来年1月11日に総統選挙・立法委員選挙を控えているため、その動向を探る意味でも、また香港ではデモが起きていますが、「今日の香港を明日の台湾にならないようにする」ためにも、大事な訪台となりました。
日本と台湾には国交がないため大使館はありません。ただ非政府間の実務的関係を維持するために、大使館でなく日本台湾交流協会という公益財団法人を作って対応しています。アメリカも同様に米国在台協会(AIT)を作って対応しています。
蔡英文総統の面会では「今の香港を明日の台湾にしてはならない」「CPTTP加入を台湾が望むなら日本は歓迎する」「5県産食品の輸入規制は総統選後速やかに善処する」「台湾が国際的空間で活動できるようサポートする」等の意見交換をしました。
日本が台湾のためにできることをしっかり実行していきたい。
自民党青年局の台湾研修
2019.09.04
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