25日新潟県の奥胎内ダム並びに胎内第四発電所の竣工式があり、政務官として初めて出張し、式典でご挨拶をさせていただきました。
新潟県胎内市を流れる胎内川流域は昭和41年、42年(羽越水害)と2年連続で大きな水害があり、それを契機に昭和52年に胎内川ダム、更にその上流に奥胎内ダムが昨年完成しました。
この地域は、猛禽類をはじめとする貴重な動植物が多数生息する自然豊かな国立公園内であることから、建設当初から自然環境への直接的・間接的な影響を最小限度とするような設計や施工方法がとられ、まさに自然環境の保全とダム建設を両立させた点が特徴です。したがって、水力発電所があるにもかかわらず、電線が見当たらないのです。地下に全ての設備が作られているからです。
こういった特徴を持つ奥胎内ダムの見学と国内最大級の異形ブナ樹木などの手付かずの自然を満喫できる自然散策がセットになったツアーの開催など、治水や土木技術、環境保全や観光などを組み合わせたインフラ・エコツーリズムともいうべき取り組みも評価できます。
これからのインフラ整備のあり方を考える機会になりました。
初の公務出張
2019.10.27
国会
東京
防災