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令和元年台風19号 長野県を視察

2019.11.04

国会

東京

防災

11月4日、台風19号で被災した長野県の千曲川流域を赤羽大臣に同行し視察しました。
台風19号は10月12日から長野県に大雨をもたらし、年間総雨量の半分近くを1日で降らせ、千曲川をはじめ多くの河川が氾濫し、特に新幹線が水没した穂保地区では東京ドーム200杯分の面積が浸水しました。

視察目的は、被災状況の確認と権限代行箇所の進捗状況、北陸新幹線長野車両センターの現状と復旧見通し、被災自治体のニーズの把握等です。
まず権限代行箇所の進捗状況の確認をしました。本来、県や市町管理の道路や河川が被災した場合は管理者である自治体が応急復旧および本格復旧をしないといけませんが、自治体の規模によっては人手が足らず、復旧作業まで手が回らないことがあります。その場合に国が管理者である自治体の代わりに応急復旧業務を実施することを権限代行といい、この度の台風被害により、国は積極的に権限代行を請け負っています。

また発災から24時間体制で現場で復旧作業にあたってくれているTEC-FORCEや建設業者の皆様を激励し、北陸新幹線長野車両センターの内部に入って現状の報告を受け、最後は長野県庁において、被災自治体の首長の皆様からご要望をお聞ききしました。

北陸新幹線車両センターは、建設当時は既往最大の浸水被害が出た昭和57年水害に対応して2m盛り土をして建設しましたが、今回はそれを上回る水害規模となってしまったとのことでした。車両センターの今後について、再開を目指すべく復旧にあたるとのことでしたが、水没した車両の再利用は難しい感じでした。また今後は車両退避も検討するとのことでした。
いずれにしても、全ての地域で応急復旧から復興、そして生活や生業の再建にニーズが移ってきています。

被災自治体や被災者の皆様に寄り添った支援を国交省あげて取り組んで参ります。
被災地はだんだん寒くなってきます。お体に十分気をつけていただきたいと思います。

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