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能登半島地震・南加賀の状況確認

2024.01.13

石川

防災

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観光振興

昨日12日から今日13日にかけて、加賀市の旅館・商業・農業関係と、能美市の九谷焼・旅館関係の被災状況を確認してきました。

旅館では施設の一部が破損するなどし、先々までキャンセルが発生していました。
商工業では、新年会などの各種会合で自粛による中止が相次ぎ、飲食業を中心に多大な損害が出ています。
農業関係では、ポンプ類の破損やため池の崩落も確認されていて、営農期までに点検・修理する必要があります。
山中漆器や九谷焼では、受注できるにもかかわらず、風評による発注控えが発生していました。
特に、九谷焼の商店が軒を連ねる能美市の「九谷陶芸村」では、どの店舗でも商品が落下するなどの大きな損害が出ていました。
また辰口温泉と山代温泉では、被災地からの二次避難者を受け入れている最中で、市役所職員の皆さんが手際よく対応していました。

いずれの業界もコロナ禍の影響を受け、事業継続のために多大な借金をしている上に、この度の震災からの復旧費用も重なり、大きな不安を抱えています。
しかしながら、「能登に比べれば大したことない」「能登のためにも頑張らないといけない」と話してくださり、改めて、南加賀が能登の復興を引っ張っていかなければならないと強く感じました。

そこで、発災から1ヶ月は余震に注意とのことですが、2月に入ったら気象庁の判断をもとに安全宣言を出し、「金沢や南加賀への訪問や、石川県のサービス・物品の購入が能登の復興支援につながる」ことをアピールするのが良いのではないかと考えています。
あわせて、破損した施設の復旧への財政支援、多重債務に対する支援策も準備しないといけません。

来週には、党としての対策パッケージを政府に提言することになります。
現場で伺った様々なご意見やご要望を、提言に盛り込んでいきたいと思います。

本日の県災害対策本部会議にて更新された情報は以下の通りです。

◉ライフラインの復旧状況
・停電世帯
 (発災直後33,600世帯→11,700世帯)
・営業しているガソリンスタンド
 (発災前69店舗→53店舗)
・停波している携帯電話基地局
 (発災直後839局→220局)

◉道路の通行再開
最大の孤立集落であった鵠巣地区で道路の切り拓きが進み、孤立が大幅に解消しました。

◉ 被災者の皆様への生活支援窓口案内
罹災証明の発行などの相談窓口が一覧できます。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000921862.pdf

◉こどもの相談窓口
※小学生〜高校生、その保護者
こころの相談テレホン
0120-48-0874
(1月15日〜3月31日・平日13時〜18時30分)
進路・学習相談テレホン
0120-873-783
(1月15日〜3月31日・平日9時〜17時45分)

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