1月17日。
阪神淡路大震災から29年となった本日、改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
また、復旧・復興に向けて取り組んでいただいている全ての皆様に、敬意と感謝を申し上げます。
昨日は白山市の受け入れ施設を回りました。
2次避難所になっている一里野温泉の宿泊施設や、中学生の集団避難所となる施設、孤立集落ごと避難してくる松任総合体育館などを視察しました。
中学生の集団避難については、本日より、輪島市の生徒250人が白山市内にある県立の2施設にて生活を始めます。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20240117/3020018231.html?fbclid=IwAR0XOUmAr27JWA6y03Np2vnOM21zpMeAk5HUktTDmU7OWrWOcDGysPUof0U
これに先立って現地を視察し、職員の皆様から準備段階のお話を伺いました。
両施設とも普段から能登地区の学校のスキー合宿などの受け入れをしてはいるものの、この規模での受け入れは初めてとのこと。
Wi-Fi環境の心配をされていたので、総務省と連携し、スターリンクの手配など必要な処置を行いました。約2カ月間の親元を離れての避難生活で、中には中学3年生の受験生もいます。引き続き連携して現場のニーズに応えていきたいと思います。
また、新たに1.5次避難所として小松総合体育館が開設されました。200人を受け入れ、旅館・ホテルの2次避難所へとつなぎます。このミッションは、のと里山空港の復旧により、自衛隊機にて小松空港への移送が可能となったため実現しました。明日から開始予定でしたが、天候不順のため明後日より順次開始します。
本日時点で1.5次避難所のいしかわ総合スポーツセンターへは累計729人、うち469人を2次避難所へ移送完了。
また、孤立集落は1月8日時点で24地区3,345人の避難者が取り残されていましたが、今日の時点では7地区56人に減少。目標である今月中の孤立集落解消に近づいています。
本日は、斎藤国交大臣が被災地を視察。能越自動車道をはじめとする国による権限代行と早期のライフラインの復旧、物資輸送や仮設住宅建設の支援、観光業の風評被害対策などについて意見交換ができました。
特に、上下水道の早期復旧復興については、国交省を挙げて取り組むとの発言があり、今後、体制が作られます。
国として早期のインフラ復旧に全力を尽くすとともに、2次避難の体制づくりと運営のバックアップに努めていきます。
◉1月17日災害対策本部会議
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/saigai/documents/0117_24.pdf
能登半島地震・白山市の集団避難施設を視察
2024.01.17
石川
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