11月20日、総選挙を終えて初めてとなる与党 整備新幹線建設推進PT 北陸新幹線敦賀・新大阪間整備委員会が開催されました。
メンバーは選挙前と比べて半減しました。これまでは沿線各府県から2名ずつ選ばれていましたが、それを各1名に減らしたためです。委員長の恣意的なものを感じます。
一方、石川県では、選挙戦を通じて北陸新幹線敦賀以西のルートが焦点となるなど、米原への再検討を求める声が大きくなっています。
この日の委員会で、委員の増員と米原ルートの再検討を申し入れたところ、いずれも委員長から一蹴されました。
特に米原ルートについては「すでに小浜・京都ルートに決まったものを蒸し返すな」との理由でしたが、蒸し返しているわけでなく、小浜・京都ルート決定の前提となったデータ(工期15年、工事費2.1兆円)が大きく変わった(工期25年以上、工事費5兆円以上)ため、「前提条件が大幅に変更となった以上、ルートの再検討が必要ではないか」と、当たり前のことを申し上げただけです。
また、11月14日に開催された北陸新幹線建設促進総決起大会で、杉本福井県知事は工期について「米原は20年+α、小浜・京都は20年−α」と、あたかも米原は小浜・京都より工期がかかるかのような発言をしました。この発言は正確ではなく、「小浜・京都であっても、工期が20年以上かかる場合は受け入れられない」と言ったようにも聞こえました。
一方で、同じ席上にいた馳石川県知事は、杉本知事の発言に「全面的に同意」としましたが、石川県内でのルート再考を求める声に、そろそろ誠実に向き合うべきです。
このまま小浜・京都を強引に進めたなら、将来に遺恨が残ります。国民の理解を得るためにも、様々な意見に丁寧に対応していかなくてはなりません。
北陸新幹線 敦賀以西のルート再検討を
2024.11.21
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