
能登半島の復旧現場では、いま建設DXが確実に成果を出し始めています。
国交省内にあるDXルームで、大林組さんの“遠隔施工システム”を再現しました。
もともと、千葉県君津市にある操作席を、国交省DXルームに移して、能登半島の曽々木・渋田地区の工事現場で稼働している重機を遠隔で操作をしてもらいました。
これは、
・危険区域に作業員を入れずに済む
・一人で複数現場を担当でき生産性が向上
・女性や高齢者の活躍にもつながる
など、多くの課題を同時に解決する技術です。
また、国土交通省が進める 「i-Construction 2.0」 においては、“現場のデジタル化・省人化・機械化を通じて生産性を1.5倍へ” という目標を掲げています。
遠隔施工はまさに、その中核となる取り組みであり、被災地の迅速な復旧と、建設業界全体の構造改革を同時に進める鍵になります。
また、ウクライナにおける復興支援として日本で培ってきた遠隔施工技術を導入するなどの海外展開も期待されています。
能登の復興を加速し、日本の建設現場をアップデートする大きな一歩です。国も全力で後押ししていきます。



