
「北海道 根室地方総合開発促進期成同盟会」の皆さまから、道路の防雪対策や交通安全に関するご要望を伺いました。
根室は決して豪雪地帯ではありませんが、風が非常に強く、少ない雪でも一気に吹きだまりやホワイトアウトが発生する“しばれる”地域です。
また、陸上自衛隊最大規模の「矢臼別演習場」を抱え、日本の食糧基地と呼ばれる北海道の大半の生産をこの地域が担うなど、危機管理においても大変重要な地域です。
このような他の地域にない特殊事情から、自衛隊車両と農産物運搬車両と一般車両が巻き込まれる接触事故が多数発生するなど、交通安全と安全保障の双方にとって問題となっています。
これまでも防雪林を活用した対策や道路の拡幅など対策をしてきていますが、より加速化させなければなりません。
この地域も半島であることから、半島防災の観点からも、能登半島地震の教訓でもある道路ネットワークの強化は、最重要課題でもあります。
地域の声を踏まえつつ、防雪対策・交通安全・産業基盤・安全保障を総合的に支える道路整備を、着実に進めてまいります。
