
10月23日、東京ミッドタウンの「THE COVER NIPPON」にて、針谷蒔絵の作品を拝見しました。
石川県加賀市山中温泉に工房を構える「うるしアートはりや」では、山中漆器の伝統技法である蒔絵を生かし、茶道具をはじめ、アクセサリーなど現代の暮らしに寄り添う作品づくりにも取り組まれています。
繊細な技術と美しい表現が施された作品の数々を拝見し、伝統技術の新たな可能性を感じました。
また、10月28日には、玉川高島屋で開催されている「九谷焼 四代德田八十吉 作陶展」に伺いました。
人間国宝であった三代德田八十吉先生は、従来の九谷焼のような絵柄ではなく、約70色を使い分け、色彩の濃淡やグラデーションで表現する独自の技法「彩釉(さいゆう)」を確立されました。
その技法を受け継ぐ四代德田八十吉先生は、柔らかく優しい色合いを特徴としながら、三代とは異なる新たな色彩表現にも挑戦されています。
いずれも、長年培われてきた伝統技術を大切にしながら、新たな挑戦を続けておられます。
実際に現場へ足を運び、作品を拝見し、作り手の方々から直接お話を伺うことで、伝統を守りながら発展させていくことの大切さを改めて感じました。
九谷焼や山中漆器をはじめとする伝統工芸は、地域が誇る大切な地場産業であり、地域未来戦略においても重要な分野です。
日本の優れた技術や文化を絶やすことなく、時代に合わせて発展させながら、次の世代へと受け継いでいけるよう、引き続き取り組んでまいります。



